大事なのは”生産力”！美肌に必須の”ヒアルロン酸”の基礎知識

女性なら、いつまでも若々しく美しい肌を保ちたいと考えるでしょう。肌がキレイだと、若く見えるだけではなく、顔立ちまでイキイキと見えるというメリットがあります。

そんなハリと弾力のある肌を保つには、ヒアルロン酸の存在を忘れてはいけません。ヒアルロン酸は美肌をつくる重要な成分なのです。そこで今回は、美肌に必須のヒアルロン酸の基礎知識についてご紹介します。加齢に負けない美肌をつくりたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。

ヒアルロン酸について

ヒアルロン酸は人間の体内にもともと存在している成分で、ムコ多糖類の一種です。ヒアルロン酸はムコ多糖類の中でも水分を維持する保水力に優れた物質です。そのため、非常に多くの水分を蓄えることができます。

人間の身体の約6割が水分から構成されているので、ヒアルロン酸は人間にとってなくてはならない存在なのです。

ヒアルロン酸の主な働き

ヒアルロン酸は細胞間に多く存在していて、水分を保持する役割や、クッションのように細胞を守る役割を持っています。また、ヒアルロン酸はほかにも以下のような働きを持っています。

肌の保湿性や粘弾性を維持する働き
肌のしわやたるみなど老化を防ぐ働き
肌や関節軟骨の機能を維持する働き
老眼や眼精疲労を改善する働き
体内の細胞を活発にし、各種栄養素を運搬する働き
卵巣の働きをサポートし、生理痛の緩和や更年期障害を改善する働き

ヒアルロン酸と肌の関係

肌の真皮は、コラーゲンと弾力繊維のエラスチン、そしてヒアルロン酸などの保水機能を持つムコ多糖類で構成されています。

ヒアルロン酸はムコ多糖類のひとつですが、ムコ多糖類は水分を保水する働きがあることにより、肌の弾力やハリを保つ働きを維持しているのです。また、ヒアルロン酸は保湿成分の働きのほかに、細胞間脂質と協力して肌機能を維持する働きも持っています。

しかし、加齢や紫外線のダメージなどでヒアルロン酸が徐々に減少すると、保水力が低下し、肌のハリや弾力が失われ、しわやたるみの目立つ肌になってしまうのです。

ヒアルロン酸の生産を高める高めるフルーツ酵母とは？

加齢に負けない美肌を保つには、フルーツ酵母が効果的です。フルーツ酵母とは、7つの天然フルーツから生まれた潤い浸透成分のことで、含有成分とその効果は次の通りです。

豊富なビタミン類：肌細胞のスムーズな再生をサポートする効果
アミノ酸：肌にハリと潤いを与える効果
有機酸類：古い角質細胞に働きかけ、明るく透明感のある肌に導く効果
ミネラル：細胞の老化を抑え、健康的な肌へと導く効果

フルーツ酵母の全体的な効果

水分の補給や保湿効果
肌のキメを整える効果
肌のｐＨバランスを整える効果
肌の自己再生能力を高める効果
高い浸透力で肌に有効成分を奥までしっかり送り届ける効果

フルーツ酵母が肌に良い理由

人間の身体はいくつもの細胞で成り立つ多細胞生物と言われています。多細胞生物は、それぞれの細胞が役割に応じて専門的な能力を持ち、その能力を発揮して体を守っているのです。

皮膚も同じです。皮膚は表皮と真皮、皮下組織の3つに分かれており、目に見える細胞は表皮の上層部にある角質層です。

美肌の決め手となるのは、この角質のキメが整っているかどうかなのです。キメが整うために大切なのは、表皮の各層での肌細胞の専門能力を最大限に発揮させることが必要になります。そのためには、細胞を守る細胞膜を強くし、それぞれの仕事をしやすくしてあげることが大切です。

各層を形成するのは、肌細胞（角質細胞）の集まりです。肌細胞の重要な役割は次の通りです。

肌の中の潤いを保持、体温調節、体液を外に出さない働き
紫外線や雑菌、ウイルスの侵入をブロックするバリア機能

これらの肌細胞を守る膜をコーニファイドエンベロープと言います。このコーニファイドエンベロープはタンパク質で出来ていて、そのタンパク質の名前はインボルクリンと言います。このインボルクリン同士を結び付け、膜状にしていくものをトランスグルタミナーゼと言います。

角質細胞の内部を守る膜が正常に作られていないと、角質細胞内の潤いが保たれないだけではなく、肌を守るバリア機能がしっかり行われず、肌荒れが起きてしまうのです。

肌荒れを予防するには、角質細胞の膜が正常に形成されることが大切です。角質細胞の膜を強くするには、インボルクリンとトランスグルタミナーゼの分泌量を多くする必要があります。フルーツ酵母発酵液をつけた肌は、このインボルクリンとトランスグルタミナーゼを生み出す力を向上させるという試験結果が出ています。このことから、フルーツ酵母が肌に良いということがわかりますよね。